ワイオミング州 政府観光局
約80分ごとに約4万リットルの熱水を吹き上げるオールドフェイスフル.ガイザー
考古学的見地からイエローストーン周辺には11,000年前から人類がいたとされています。その後ネイティブアメリカンたちはこの地域に住んだり、狩猟の場として利用したり、旅をする際のルートとして利用したようです。

1800年代に入りフランス領であった広大な西部の土地をアメリカが買収(ルイジアナ買収)したことから、当時の大統領トーマス・ジェファーソンはその土地の地理や資源およびネイティブアメリカン、そして西海岸へのルートを調査するためにルイス&クラーク探検隊(1804~1806年)を送り出しました。

そのメンバーの一員であったジョン・コルターが1806年に毛皮資源を調査するために隊を離れて南のルートをとったことによりイエローストーンを発見し、白人としてこの地を訪れた最初の人物となりました。

そして1871年にアメリカ合衆国内務省で地質および土地測量局の局長を務めていたフェルディナンド・ハイデン博士による探検隊が組織されイエローストーンの調査を行いました。50人に及ぶ隊員の中に写真家であるウイリアム・ヘンリー・ジャクソンと画家であるトーマス・モラーンが加えられたことはあまりにも有名な話です。

ハイデン博士はイエローストーンの自然を保護するためには国有化するしかないと考えていましたが、当時は議員も世論もその必要性を理解しませんでした。しかしジャクソンが撮影した迫力ある写真と、モラーンが写生した美しい色彩の絵は国立公園法の公聴会で審議を行う議員達の心を捉えました。こうして1872年3月1日にグラント大統領がイエローストーン国立公園保護法にサインをして世界初の国立公園イエローストーンが誕生しました。

しかし、イエローストーンがあるワイオミングは、1868年7月25日にワイオミング準州になったばかりで、連邦加入してワイオミング州になったのは、イエローストーン国立公園が誕生してから18年も後の1890年7月10日のことでした。